こどもおとなも、感覚とぎすませて
2015.05.20 | + bikke topics, topics | Written by: KaO
京都、自転車ランデブー 2015 春
5月5日(火)おとなこどもピクニック with bikke レポート
こどもの日に、親子いっしょの時間を過ごす。それで十分に幸せなんだなぁと、しみじみ感じたこの日。親子・友と豊かに時を重ねた午後のピクニックのお話です
〈親子で同じ景色を共有しよう!〉がコンセプトの自転車bikke(ビッケ)。野田版画工房の野田さんは、アトリエのある東近江市の山中で、bikke 2e(電動モデル)のパワーを痛感する自転車ライフを送っておられます
※野田版画工房の紹介はランデブー+bikkeのコラムで、近日中に改めて!お楽しみに
とはいえ野田家は、今年の春にbikkeデビューを果たしたばかり。ムスメのいっちゃんは、まだヘルメットに慣れません。はじめは大粒の涙をぽろぽろり(うーん、かわいい!)。でも、ひとたび自転車で走りだすとすっかりウキウキ(ホッ)。京都御所で参加者、友人家族と合流し、さっそく吉田山を目指します
吉田神社へのお参りの後は、裏の公園でお茶休憩。友人の増本家・父ちゃんがつくる菓子(やパン)は絶品。ということでお願いしていたお茶菓子〈月餅〉が、SOU・SOUの手張り化粧箱(鯉のぼり!)にずらり! 胡麻が隠し味の餡が美味。お姉さんお兄さんに遊んでもらって興奮気味のこどもたちも、無言でぺろり。いっしょに、野点も楽しみました
家族そろってお茶のお稽古に通う増本家。ムスメさんも照れながらお手前を見せてくれました
さて、この日のピクニック。ナビゲーターである野田版画工房のお二人は、唐紙(現代では、襖紙として主に用いられる)の伝統技術を用い、襖や屏風、ついたてやパネルなどで表現するアーティスト。そんな二人のたっての希望で、重森三玲庭園美術館を訪ねることも目的の一つでした。この場所は庭園家としての顔に加え、茶室の設計、波を表したモダンな襖のデザインなどすべてを手がけるアーティストとして活躍した氏の、唯一ともいえる遺構
大人の緊張が伝わったのか、こどもたちの行動もちょっぴり〈大人しく〉感覚をとぎすませていた様子。サイクリングや公園で開放的になる時間とのメリハリが心地いい、豊かなこどもの日となったのでした